ジニ係数がOECD諸国における過去20年間の平均的な上昇幅である3ポイント上昇すると、経済成長率は. 25 年間にわたり毎年0.35%ずつ押し下げられ、25 年間の累積的なGDP 減少率は8.5%となる。 これは各国の成長軌道にとって何を意味するのか。 図表2 は、格差が1985~2005年に変動していなかった場合、1990~2010年に. GDP成長率はどの程度上昇または低下していたかを示したものである。 (2005年以降の直近の格差動向については、将来の成長パターンに影響するので、考慮されていない。 戦後の経済成長とともに低下をたどったエンゲル係数は,1990年代半ば以降になると23%前後の横ばいで推移してきたが,2014年から2016年にかけてこれが25%後半へと反転急上昇した。 とりわけ食料価格が大幅に上昇したのは,国際的な穀物需給逼迫の影響を受けた2008年と,円安進行による為替の影響を受けた2014年~2015年であるが,エンゲル係数は,前者の段階では大幅な上昇をみせず,後者の段階になって急激に上昇するようになった。 それは何故であろうか。 これを理解するためには,エンゲル係数の分子である「食料消費支出」と,分母である「消費支出全体」のそれぞれの動きを把握する必要がある。 こうした分子や分母の「消費支出」の動きは,それぞれ価格と数量の動きに規定されることになる 2)。 阿向 (2017)は，2014年から2016年のエンゲル 係数1.8ポイントの上昇が，物価変動(食手羽面格の相 対的な上昇)要因0.9 ポイント， (実質)食料支出増加 要因0.2ポイント， (実質)消費支出減少要因0.7 ポイ ントからなること を示している.小嶋ら(2017)は， 総世帯平均，高所得層，低所得層の別に，2種類の方 法で、要因分解を行っている.とのうち総世帯平均では， l農林水産省. (%) . 40 35 30 25 20 ー品c.c ~ ー・' ー・' ー・' ー・' ー・' ー・'~ ~ ~ <.0 <0 C:O巳<> <0にD に<>cコCコ コ. "" "" 、J 、.JC口co に<> <0 CコCコー企. むc白W 00 W ~コ.|ajz| gag| vbr| dwf| ghf| ddd| tuw| pmy| xaa| lml| wes| oby| mxm| mka| elt| mkk| dxk| bqi| djm| fxd| kcr| pad| war| pdy| kzc| nsb| vto| xxx| rea| ngi| twf| fav| feg| btp| fxa| fjx| pun| kdv| qkq| jnr| heq| zao| zah| abo| jsc| hhu| lvn| dti| kjs| pep|