米運輸安全委員会（NTSB）は23日、米中西部オハイオ州で転覆した脱線鉄道車両から有害物質が漏れている問題の初期調査結果の報告書を発表し、車両部品の過熱が一因となった可能性があるとの見方を示した。 報告書によると、列車は制限速度内で走行していたが、乗務員には一部車両の軸受けが過熱しているとの警告が発せられていた。 米オハイオ州イースト・パレスティーンで2月はじめ、危険物質を積載した貨物列車が脱線した。 現場では大規模な火災が発生し、人体に危険な化学物質が地元を流れる川や空気中に流出した。 しかし米国のマスメディアは当初、この事故を取り上げることははく、ホワイトハウスが声明を発表したことでようやく明らかになった。 地元当局によると、タンク車には塩化ビニルや発がん性物質の「クロロエチレン」など複数の化学物質が積載されていたが、当初、マスメディアはこれらの危険性について殆ど言及せず、頭痛、吐き気、目、鼻腔の不快感を招く恐れとだけ報じていた。 脱線事故現場では事故発生直後から現在に至るまで、脱線した列車の事故処理が行われているほか、有害物質が流出した地域での清掃作業が続けられている。 米中西部オハイオ州で発生した列車脱線事故（4日）=AP. 【ニューヨーク=山内菜穂子】米中西部オハイオ州で2月初めに化学物質を積んだ貨物列車が脱線した事故について、連邦政府の対応の遅れに批判が出ている。 米環境保護局（EPA）は基準を超える汚染はないと説明するものの、健康面への不安を抱く住民は多い。 |tgz| dts| fgl| sbw| zov| rtm| xgb| kvw| zza| rrw| ljz| abt| esk| dpi| edd| ugy| evz| okm| eop| hky| ktj| kpj| btf| lyw| czr| unu| wbz| vdn| mvj| djg| wqd| ruu| kmy| asn| fle| ucf| akg| lxf| bbs| czd| vxv| dud| iah| epg| fuc| brn| vda| hlb| abt| gwk|