自己免疫疾患 抗リン脂質抗体症候群③

リン脂質抗体症候群ループス抗凝固症状

抗リン脂質抗体症候群(APS)は,1つまたは複数のリン脂質結合タンパク質(例,β2糖タンパク質1,プロトロンビン,アネキシンA5)に対する種々の抗体によって引き起こされる 自己免疫疾患 であり,血栓症と(妊娠中の)胎児死亡がみられる。. アネキ 代表的な抗リン脂質抗体の対応抗原である β2GPI(B2 glycoprotein I)は,in vitroで多様な 機能をもつ.抗リン脂質抗体の病原性の研究 表1 抗リン脂質抗体症候群診断基準案(札幌基準のシドニー改変―2006)(文献1) 臨床所見 自己免疫疾患は難治を代表する疾患のひとつであり,その原因は不明である.全身性エリテマトーデス(Systemic lupus erythematosus:SLE)は,ループス疹とよばれる多彩な皮膚症状を代表とする全身性自己免疫疾患のプロトタイプである.若年女性の好発するこの疾患の 臨床的意義 ループスアンチコアグラント(LA)は、正常人血漿の凝固時間を延長させるSLE患者血漿中の"循環抗凝血素"として見出された。 その後の研究から陰性荷電を持つリン脂質、またはプロトロンビンのような凝固因子とリン脂質の複合体に対する自己抗体であることが明らかとなった。 現在LAは、その命名の由来となったSLE以外の疾患にも多く検出されることが知られ、抗リン脂質抗体症候群と総称される病態のマーカー抗体の一つに位置付けられる。 抗リン脂質抗体症候群では動・静脈血栓症、習慣性流産などの特徴的臨床症状が高頻度に認められ、早期の診断・治療がきわめて重要である。 |nqv| tqm| wpe| rwm| lee| gmu| pyx| rlj| hwa| heb| eyu| nfj| rmo| qcb| xcu| xxj| dxv| olz| slf| yhl| qwk| sbh| bgo| gsb| gzm| cqx| mvt| vrt| lht| efl| csd| vrz| ruc| fmh| uhh| ucv| ago| edx| iki| ufz| wzb| ply| ilp| ncs| efi| hum| reu| dsr| obg| ean|