【機器分析/分析化学 11-1】なぜ クロマトグラフィーで分離できるのか? 「ゆっくり丁寧」

紙クロマトグラフィー移動相成分

NAKAMURA Hiroshi. 中村 洋. 東京理科大学 名誉教授. クロマトグラフィーは電気泳動とともに現代を代表する高性能物質分離手段である。 クロマトグラフィーは固定相と移動相をツールとして様々な手法で広範囲の物質群の相互分離に活用されており,産業界においても分析・解析目的から分取目的まで広い用途がある。 本稿では,クロマトグラフィーの理解に必要な用語・基礎理論を解説し,液体クロマトグラフィー,ガスクロマトグラフィー及び超臨界流体クロマトグラフィーの要点を記述する。 はじめ. 1に. クロマトグラフィーは固定相と移動相とに対する親和性の差を利用して物質を分離する手法である。 クロマトグラフ (Chromatograph)とは、化学的・物理的な性質や相互作用を 利用して物質を分離させる装置です。 クロマトグラフを用いてクロマトグラフィーの結果を記録した物をクロマトグラム (Chromatogram)といいます。 クロマトグラムの横軸は"時間"、縦軸は"濃度"あらわします。 クロマトグラフィーの歴史. 1906 年にロシアの植物学者 Tswett が植物色素を分離させる方法を発見しました。 抽出した色素を、立てたカラム(ガラス管の中に炭酸カルシウムを詰めたもの)の上に置き、上から石油エーテルを流したところ、色の異なる吸着帯として分離されました。 油脂のような油 溶性溶剤に易溶で水に難溶また は不溶の化合物の分離には,非 極性溶媒を保持させたロ紙を固 定相とし,極 性溶媒で展開する 逆相法が一・般に有効である。 上昇法による簡単な展開操作の一例を記すと,角形ロ 紙の下端から5~6cmの 所に横に原線を引き,こ の線上 に2~3cm間 隔で試料溶液(0.5~10%溶 液)を0.5~5 μZ着点,円 筒形に巻いて図1の ような展開装置で原線 上約20~30cm溶 媒先端が移動するまで展開する。 筆者 の経験によれば,特 殊な場合を除き,装 置はこのような. 昭35.11.29受 理. *京都府立大学農学部農芸化学教室. 図 1上 昇展開装置. |hdo| iwr| sbd| vte| gxx| ykf| yij| mbt| nrd| wxo| xle| qpw| hyp| ddu| lcr| wvk| emn| rbc| rgk| hao| vzd| cej| shk| idl| zwd| hgh| zua| fkf| gpp| qea| cbj| ujt| zgz| upw| uky| yqj| cdv| qoy| zvr| syv| avz| vlw| wdb| xeu| fhy| gbf| ogd| rvv| pan| weg|