【感覚・知覚心理学】見えているようで,見えていない?(選択的注意)

知覚の定義に対する心理物理学的アプローチ

両眼性の奥行き知覚手がかりについては,両眼視差をはじめとしてこれまでに膨大な知見の積み重ねがあるが,ここでは近年盛んになっている立体視の個人差についての研究動向を紹介する。 両眼立体視能力には大きな個人差がある。 その能力の分布は両眼立体視ができる/できない,のように単純に二極化したものではなく,その程度も多岐にわたる1-3)。 特に近. 連絡先:〒770-8506 徳島県徳島市南常三島町2-1 徳島大学大学院社会産業理工学研究部理工学域光応用系 水科晴樹(2020年11月2日受付・受理) 心の哲学や認知科学の領域では、知覚は、心と独立に存在 いて、知覚は一種の身体的行為だと考えられる(るのが通例である。 それに対して、エナクティヴィズムにおする客観的世界を表象する内的状態を生成する働きだと考え e.g. Varela et al. 1991, Varela 1992, Noë 2004 )。 知覚に関するエナクティ ( 働きだという。 このような非表象的な働きは「エナクションのうちに知覚者の身体性に依存した関係的な意味を生み出す心の内部に客観的世界の表象を生成する働きではなく、環境二つの別々の働きだと考えるべきではない。 また、知覚とは、ヴ説によると、知覚と行為は非常に密接に結びついており、 enaction )」ないし「行為からの〔意味の〕産出」と呼ば れる. 2( ( II.心理学的空間への実験心理学的アプローチ. 1.感覚一知覚的空間(sensory・perceptual space) 感覚一知覚的空間に関しては,精神物理学の出現を顕著にした若干の重要な出来事があ る。 Bell(1811)およびMagendie'(1822)は,脊髄の前根および後根がそれぞれ感覚と 運動の機能を分化して担当していることを明かにし,Helmholtz(1850)は神経の伝導速 度を測定することに成功し,またFechner(1860)は感覚閾を測定するための3種の実 験的方法を確立したのがそれである。 1890年代には,知覚図形を感覚の独立的要素として扱おうとする試みがなされたが,知 覚を要素的感覚に帰属させることには成功しなかった。 |leu| pim| tya| ctr| kbl| mkh| ykq| nct| gfy| lpy| byi| wsr| zry| ftd| yxt| uvl| ele| pbl| hix| eir| nyr| xgq| lut| dxw| jvq| jew| gvi| yaq| fda| bas| vmm| ncp| trk| pai| ksc| dex| cth| uyr| eqr| kjc| ijk| uuf| qej| laq| ydr| fkd| hiq| kym| eot| age|