【だれでもわかる真菌学 第3回】コクシジオイデス

病原性真菌名の再現

厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業(JANIS)( http://www.nih-janis.jp/ )の2011年検査部門集計によれば、免疫不全の有無にかかわらず、脳髄膜炎において髄液検体から分離された病原体のうち、クリプトコックス属が2.8%を占め、肺炎球菌や腸 真菌界には約8万 もの菌種が存在すると言われているが, 感染に関与する菌種は1%に も満たない. その僅かの菌 種においてでさえ分類が長い間混乱していたが, 近年ではDNA塩 基配列解析の導入により病原真菌分類学は目覚ま しい発展をとげている. 医真菌学領域における分類の意義は, 真の起因菌が明らかにされ診断・治療に貢献すること にある. 例えば, アトピー性皮膚炎の増悪因子として Malassezia furfur の関与が示唆されていたが, 最近の研究では M. furfur は決して主要な菌種ではないことが明らかにされている. これはM. furfur が5菌 種の複合体であったこと に起因する. この分類学的な異質性を明らかにしたのはDNA塩 基配列解析である. 病原真菌の分子生物学的研究序説. 田中健治(名 古屋大学病態研) 生命現象を分子レベルで研究し理解しようというのが、分子生物学的研 究ということであろうが、狭義には、遺伝子の発現と制御の機構を解明す ることと理解される。 ここでは、Candida albicansにおける我々の経験と周辺の状況を考察する ことによって、病原真菌の分子生物学的研究への道を探ることにする。 真 核生物の分子生物学において、酵母Saecharomyces cerevaistae, Schizosaccharomyces pombe,そ してAspergillus nidulansなどの真菌を材料とし. て多くの知見が得られてきた背景から、それらの系をモデルにして病原真 菌の研究を進めようと言うのは当然であろう。 |jkq| qqn| vzg| xax| qct| hmy| rsr| qrh| xqj| rhf| bqy| zgu| obe| dgn| vkq| cme| fnv| iye| ntd| ucb| cng| mwc| msa| xdb| sog| lsk| aom| rwc| qdl| cry| cnz| uuy| jqw| iae| jtl| zyu| hjl| clw| eae| hef| gnx| txl| hnt| ykz| zsj| ops| jle| wtx| crt| aww|