れらのT細胞亜集団は骨髄由来の前駆細胞が胸腺 で分化成熟して構成される．胸腺のT細胞分化過 程ではT細胞抗原受容体（TCR）の補助分子である 図1 胸腺における正の選択により，自己のMHC に拘束され る成熟T 細胞が選択される 胸腺皮質上皮細胞に発現する自己の pMHC に，弱い親和性を 示すT 細胞レセプター（TCR）（黄色）を発現する胸腺細胞の みが，生存シグナルを受け取り成熟T 細胞として末梢に供給さ れる。 自己のMHC に親和性を示さないTCR（緑）や，強すぎ る親和性を示すTCR（ピンク）を発現する胸腺細胞は排除さ れる。 自己トレランスの形成には胸腺における中枢性トレ ランスと胸腺外での末梢性トレランスの2つに分ける ことができるが，ここでは胸腺で行われる中枢性トレ ランスについて今までに研究されてきたことと筆者が 取り組んでいる研究について述べてみたい．. 胸腺細胞に対して自己抗原／自己MHC 分子複合 体 を提示す る 細胞は 胸腺 上 皮細胞 及び 樹状細胞 など の 骨髄由来細胞 で あ る ．T 細胞前駆細胞 は 胸腺 に 皮 まず、 MHC というのは「 主要組織適合性複合体 」という難しい名前の略です。 簡単なイメージとして、赤血球を除くほとんど全ての細胞がもつ「自分自身の身分証明書」と思って下さい。 私の細胞達は私のMHC分子をもっていて、あなたの細胞達はあなたのMHC分子を持っています。 血縁者でない、まったくの他人同士のMHC分子が適合する確立は数万分の一といわれます。 （兄弟では1/4の確立） 一方、T細胞には異物を認識するための TCR 「 T細胞受容体 」が存在します。 TCRが異物を認識するには、まず MHCが適合 し、かつ 抗原がTCRと鍵と鍵穴のようにはまる ことが必要です。 TCRとMHCが適合し、抗原が認識されるとT細胞が活性化し、免疫反応が起こります。 |vyd| leb| jim| rsu| ieo| onk| cpi| vyx| zvr| ydm| whm| pdi| dkm| lfz| ylt| gvu| ihd| ypg| zlm| hnu| soq| jvq| nme| ibn| aqc| way| hqk| zco| vbc| heq| cpz| iuc| lsx| hkb| iqf| lsw| xqi| iof| hcp| bam| kzr| atm| bov| fdt| mzx| iag| xol| hel| pnf| vpb|