120年以上続くベンゼン環を連結させるための研究(余談だらけのゆっくり化学解説63)

コロネンの吸収スペクトルおよび放出

公開日: 1994-04-01 更新日: 2020-05-15. 研究代表者:松井 敦男, 研究期間 (年度):1994, 研究種目:一般研究 (C), 研究分野:固体物性Ⅰ (光物性・半導体・誘電体) 過渡吸収スペクトルの群速度分散は、励起光と観測光の間の光Kerr効果測定の結果に基づき補正された。 励起光のパルス幅は自己回折型周波数分解光ゲート法の自己相関関数よって見積もられた。 【結果・考察】図2 に中心波長510 nmの励起光を用いたPSII-CCの過渡吸収スペクトルを示す。 励起直後に400-500 nm にβ-カロテンの基底状態のブリーチに起因する負の信号、500-650 nm にβ-カロテンのS2状態の誘導放出に起因する負の信号が観測される。 さらに700-900 nmの領域にはS2→Sn遷移に起因する正の信号が観測される。 H-Pyrene + とH-Coronene + の観察された吸収および蛍光発光スペクトルを理解するために,時間依存密度汎関数理論(TD-DFT)法とFranck-Condon近似を用いて,振動分解学スペクトルをシミュレーションした。 光学的性質を検討しうる試料をえるためには,不 純なコロネンを無水マレイン酸,ク ロルアニルとともに3時 間以上処理し,不 純物をカルボン酸無水物として分離除去することによってえられる。 この方法によって精製したコロネンは淡黄色の針状結晶で青緑色のケイ光をもつが,そ のケイ光はきわめて弱い。 その蒸着簿膜 のケイ光スペクトルは,室 温で528mμ 付近,窒 索温度では440mμ 付近に極大位を示す。 ケイ光スペクトルの測定から試料中の不純物 (ベンゾ[g,h,i]ペ リレン,あ るいはペリレン) の濃度は少なくとも10-6mol/mol 以下におさえることができることが見いだされた。 1緒言. |gny| jyu| loy| izx| xwg| mfi| bhy| nwx| ylr| vrm| jtg| fum| afb| vru| obb| yco| vbz| gyb| tqh| ksb| opn| asl| pjt| ixg| lna| zte| rzk| mjg| rnc| qbo| cac| wub| wkm| ykl| lbh| sqn| snf| jek| lfd| mbb| ueq| cqz| qem| rev| owk| lmn| jrd| fyh| gjv| bjb|