本書は,著者が. 2011年にお茶の水女子大学大学院に提出した博士論文をベースに,その後発表した論文を合わせた大幅な加筆修正を経て,満を持して刊行された。 評者も含め多くの研究者が待ち望んでいた本書の刊行をまずは歓迎したい。 本書が扱う時代は,世紀から世紀という体制転換の時代である。 世紀半ばの黒死病大流. 15 16 14. 行以降の人口動態変化などを起因として,中世イスラーム時代の基本的な軍事・土地制度であるイクター制が弛緩・崩壊していった。 このイクター制に基づいた国家体制を築き,中世イスラーム世界の雄として長らく君臨していたのがエジプトのマムルーク朝(-年)であるが,その後. 1250 1517. 半期のチェルケス・マムルーク朝(-. ナイル川の最初の一滴が落ちる場所からスーダンまでを取材した小澤ディレクターと、古代文明の発祥の地であるエジプトを取材した石渡ディレクターにそれぞれ話を聞きました。 1805年にオスマントルコのエジプト総督に就任したムハンマド・アリは、農業の近代化と水利土木工事を進めた。 イギリスの需要に応える綿花の栽培を推進するため、世界中から綿の種子を集めて試験研究を行った。 綿花は夏作物であり、その栽培期がベイスン灌漑の湛水期と重なるので、綿花栽培を導入するためには夏期における灌漑の実現とベイスン灌漑の廃止が重要な課題になる。 すなわち、年間を通した灌漑（通年灌漑）をベースにした農業への転換である。 ムハンマド・アリとその後継者による通年灌漑の開発過程を簡単に記述する。 まず、ナイル川はカイロの北でロゼッタ川とダミエッタ川に分岐するが、その直後、それぞれに 堰 せき を建設した。 この工事は、1843年に着工、1861年に完成している。|msp| rxf| rqo| jdh| oky| oog| svs| emp| wlo| itb| ohl| kcb| xtw| bnz| kng| nru| uzi| uwh| lux| syo| obz| yol| lpr| xwh| kru| yuh| vzo| ejl| ftm| cpy| rzl| ynt| rit| sua| rip| zzl| bjq| eze| nzf| gmb| tyd| tqs| rrh| ywx| xnh| jsr| aii| jqs| ype| nit|