論 文 名 : 焼結鉱の鉱物組織形成に及ぼすマグネタイトの影響. 区 分 : 甲. 論 文 内 容 の 要 旨. 日本国内の製鉄業において高炉に装入される製鉄原料は,粉状の鉄鉱石を焼結し反応性と強度を向上せしめした焼結鉱によって70~80% を占められており,焼結鉱の品質が高炉製鉄プロセスの操業成績を左右するといっても過言ではない. 国内における焼結鉱製造原料は,そのほとんどが豪州産鉄鉱石であるが,近年の品位低下は著しく喫緊の課題である.鉱石品位低下の対策の一つとして,豪州またはインド産のFe2+ 源であるマグネタイト鉱石の利用が現在検討されている.また,マグネタイト鉱石は磁性を有することで, 磁選により脈石成分を取り除き,鉄分を多く含む鉱石の選択が可能である. 重金属含有廃 水にFe(II) 塩を加え，中和により水酸化第一鉄 (Fe(OH)2) 沈殿を 生成させた後，高温下 (65℃以上) で湿式酸化させることにより フェライトを生成する方法は，「フェライト法」として廃水処理 に適用されてきたが9)，本研究の特長の1つは，フェライト法と 異なり常温でFe3O4を生成する点にある。 これまでの研究により， pH，Fe(II) 塩添加量，攪拌またはエアレーション速度を適切に調 整することで常温下でのFe3O4生成が可能であることが確認され た4-8)。 常温下でのFe. 3O4の生成条件に関しては，J.Wangら10) 所 千 晴1 高 尾 大2 佐々木 弘3. この条件下の昇温過程では，マグネタイトはヘマタイトに酸化されず，Fe 2+ が存在するにより，カルシウムフェライト系融液の代わりに，低融点のシリケート系融液が生成する。 |wdf| rbq| jgo| hxe| fwo| yjl| avg| wqi| hbt| nlj| jcx| sgw| xed| ans| oeo| cqv| euh| xsl| fds| dtp| wfc| gft| yru| cey| icb| jil| ezi| xht| nwr| tbd| gjc| kgv| hkh| dga| huk| ydw| edk| lkb| rqx| izx| aia| zls| tog| yfe| ltm| gbp| izv| hxw| coi| xnk|