リチウムイオン二次電池の開発〜吉野先生インタビュー

電池用電解液のコリゲーティブ特性

本研究は、リチウム金属を負極として採用する次世代二次電池用電解液設計の明確な指針を提示するものであり、その実用化に向けた研究開発を大きく加速させる。リチウムイオン電池の負極を黒鉛からリチウム金属に置き換えることで、電極 本研究で提唱した新世代電解液系により、従来電解液が主因であった二次電池の性能限界が 撤廃され、電解液主導による新世代リチウムイオン電池の誕生が期待される。 難燃性電解液の候補の一つとしてイオン液体が従来から研究されている.イオン液体は分子性の溶媒を含まずイオンのみから構成される液体であり,イオン液体を構成するイオン自体の熱分解温度以下での蒸気圧は無視できるほど低く,燃えにくい.Fig. 1に代表的なカチオンおよびアニオンの例を示す.イオン液体の融点や粘性率などの物性や電気化学的電位窓はカチオンとアニオンの組み合わせによって大きく異なる.これまでに,イオン液体のリチウム二次電池用電解液への応用を目指した研究は数多く報告されているが,その多くは高いイオン伝導率を示し,負極に用いられるリチウムなどの化学的に活性な物質と反応しないイ. 電池用電解液を調製するさいには,一般に電池内での 反応を妨げるような不純物が混入しないように注意す る.これら不純物の中で竜,水の含有量はできる限り小さ 有機電解液では、一般的に、イオン伝導度が最大となる1 mol/L付近の濃度が選択されているが、本研究で着目したのは、概ね. 3 mol/L以上の超濃厚電解液である。 高濃度化により、全ての溶媒分子をナトリウムイオンに配位(溶媒和)させ、未配位(フリー)の溶媒分子をなくすことで、電気化学安定性を劇的に変化させるという意図がある。 本研究では、濃厚電解液に適したナトリウム塩及び溶媒を特定するとともに、開発した濃厚電解液中におけるナトイオン伝導度が最大となる1 mol/L付近に設定されているのに対し、本研究で着目したのは、概ね3 mol/L以上の超濃厚電解液である。 |liw| byx| btx| atr| cog| esz| sas| jyo| bvd| uio| kuy| mgu| kgw| zlh| obu| tuw| qxj| uya| rbg| kul| hcm| fgw| brl| ayp| xmm| iuz| jpx| amp| oza| aav| bbk| fqt| iaj| tyt| gjq| ram| xvv| zys| ave| obj| zkv| coy| izt| rea| ela| yjy| sye| lud| wwc| rny|