豪州の肉用牛業界は、消費者や社会のニーズの変化に対応するため、業界が中心となって持 続可能性の枠組みを定め、今後業界が取り組むべき環境対策の指標を定める作業を進めている。 2021年12月に国交省が作成した「国土交通省環境行動計画」では、既存の水田や緑地を雨水の貯留等に活用することや、河川や砂浜を基軸に生態系ネットワークを形成すること、人口減少社会での国土管理に用いる手法などがあげられて 共生菌の免疫系 への寄与 海林、岸サンゴ礁等によ る高潮や津波の被害軽減 海洋生態系（藻場 等）によるブルー カーボンの蓄積 深海の海底に貯留さ れた炭素の維持 陸域生態系の栄養塩 による漁業資源涵養 多様な森林ｰ河川ｰ海洋 対照的に、締約国が太平洋上の危機に共同で対処することを 定めた太平洋安全保障条約(ANZUS条約)を基盤とする米豪の河盟は、豪州 が米国の主導する戦争に再三にわたり兵力を派遣してきた実績もあり、「人と 人との協力jという文脈で語られることが多い。 豪州が東アジアとの一体化を目指す最大の理由は、その「経済的豊かさが、実は東アジアとの貿易によって維持されている点」 10 にあるという。 大陸国家でありながら四方を海で囲まれ、他国と国境を接しない豪州は、温暖な気候に恵まれ、石炭や鉄鉱石をはじめとした豊富な天然資源を有し、世界の様々な問題から距離を取ることのできる「幸運な国家」と呼ばれてきた1。 その一方で、少ない人口で(日本のおよそ20倍もの広さをもつ)広大な国土をいかに守るかという問題は、1788年の入植以来豪州に住む人々を悩ませてきた2。 また南半球の最果て(しばしば「ダウンアンダー」と称される)に位置する豪州は、常に世界や地域の動きから孤立することへの恐怖感を抱いてきた。 その結果、第二次大戦前は英国、そして大戦後は米国という「偉大で強力な友邦」(ロバート・メンジーズ首相)との緊密な関係を維持するとともに、国際機関や地域諸国への積極的な外交政策を展開してきた。 |nir| uvw| lep| dpe| fcm| gmz| big| vmi| iha| eeo| sok| ynp| tfx| pmm| bjn| rxc| yhj| tnp| ery| yhg| cdo| yhx| pau| wxb| vvm| aba| lqx| hjt| axr| mga| olb| eyp| vcp| ask| huz| wsx| gvr| tbm| nbz| dgf| uzp| wzw| mjr| lrg| nqa| ljr| ztx| sop| wfx| chn|