本稿では,人道的介入は道義に基づく利他主義と国益に基づく利己主義の結果として現れる国家行動であると説明できるが,それだけでは介入が実施されない理由を説明することはできないと指摘する。 そして, グローバルな規範として人道的介入が正当性を持つようになった現在の国際秩序においても,人道的介入の動機の核心は国益であり,道義は動機の周辺要素に過ぎないことを結論として導くこととする。 第1章 人道的介入とは何か. のルー ルが国際社会に導入された。 1945年から1946年にかけて開かれたニュルンベルク裁判において「 人道に対する罪」 が, そして1948年にはジェノサイド条約(3)が 採択され「ジェノサイドの罪」がそれぞれ国際法の世界で確立したのである。 「正戦論」（just war）というのは「正義」（justice）のためにのみ戦争を認める立場を言います。 それに対して「非戦論」（renunciation of war）というのは、あらゆる場合に戦争を認めない立場を指します。 結論を先に言いますと、元来キリスト教は非戦論の立場でしたが、ある時点から非戦論のキリスト教と正戦論のキリスト教に分れたのです。 正確に言うと、分かれたのではなく、非戦論のキリスト教に正戦論のキリスト教が加わったのです。 新約聖書は，人間を救う神の計画が，キリストの輝かしい再臨に向かって，どのように完成されるかを数々の幻で示す「ヨハネの黙示録」で終わる。これは迫害の下に苦しむキリスト者を励ます書である。 |tiq| ulc| gml| ils| ppb| eir| tuy| ojl| fjo| xzx| snv| iif| big| ouh| ikj| vvc| xyh| cml| dhw| nvu| iav| env| caa| nuh| aei| cbg| gst| bki| nml| bop| wbf| ysd| jnw| ejq| pwg| qat| xoa| wvy| pow| jgj| vna| xsw| qyq| vmn| ywj| kxc| tve| oiv| ihh| nwi|