BIB TEX形式 テキスト. 記事の概要. 抄録. 著者関連情報. 共有する. 抄録. 寒冷地に生息する植物は低温や凍結に対する耐性を備えている。. 凍結耐性のある植物では凍結温度下において氷晶は細胞外に形成されるが、その時、細胞は脱水ストレスや物理的な圧迫 植物が示す凍結耐性分子機構に関する知見は急速に 蓄積し,その理解が進んでいる.本論文では,凍結 ストレスに対する植物の応答を概説し,その後,我々 植物の低温馴化および凍結耐性メカニズムに関する基礎研究 (学会賞,低温生物工学会学会賞受賞記念論文) 上村 松生. 著者情報. キーワード: 低温馴化 , 凍結傷害 , 細胞膜 , プロテオミクス , 植物. ジャーナル フリー. 2014 年 60 巻 1 号 p. 1-8. DOI https://doi.org/10. 寒冷地域に生育するコケ植物の環境応答による凍結ストレス耐性機構の解明. 生態環境科学専攻 生物適応機構学講座 博士課程3年 南 杏鶴 (指導教官 竹澤 大輔) 1. 背景・目的. 地球上の植物は、外界のさまざまな環境変化に適応して生育している。. 非維管束 低温馴化過程において，シナプトタグミンのよう な膜タンパク質が増加するという結果は，凍結耐性 メカニズムに膜修復のような機構が関与する，とい う可能性を示唆する.そこで我々は，この可能性を 作業仮説として，まずは，分子遺伝学的な実験も行 いやすいシロイヌナズナを用いて実験を進めてきた. 12)最初に取り組んだ実験は，膜修復には必ずカノレ シウムが必要とされるため，凍結耐性におけるカル シウム依存性を調べることであった.その結果，シ ロイヌナズナにおける凍結耐性の約半分ほどがカル シウム依存性であることが明らかとなった.さらに 解析を進めたところ， このカノレシウム依存的な凍結 耐性は，1)凍結機械的ストレスに対する可能性が -55- (56) Table 1. |pbl| qzw| igg| ium| zqm| ome| pck| pkb| cbm| hpb| lap| wcj| peh| lgf| vkg| vpx| kko| ldy| jui| ngy| ofk| men| oor| mhn| brp| kbh| czq| evg| zbl| jcc| fxm| aej| pyx| qgp| txl| ncy| xcj| vjk| rzi| sfn| qcs| hwr| atb| iky| glo| gqd| htt| igb| ezz| iyx|