＜概要＞. EU 加盟国の中で主要な産油国であると同時に、天然ガス生産国である英国は、エネルギー供給の大部分を化石燃料に依存してきた。 しかし、 温室効果ガス 排出量の削減など気候変動への対応や、北海における石油や天然ガスの生産量の減少に伴い、エネルギー政策を次々と打ち出している。 即ち、既存の油田・ガス田からの増進回収、エネルギー効率の向上、化石燃料使用量の削減、エネルギー交易の促進及び 再生可能エネルギー の利用と原子力利用推進への多大な投資による脱炭素指向などである。 2008年11月、英国は二酸化炭素排出量を規制する国内法「気候変動法」を制定し、温室効果ガス排出量を2050年までに1990年比で80％削減することを義務付けている。 TSS文化大学で講演する著者 . 図1.イングランドおよびウェールズ . (1)16・17世紀:木の時代の終焉――のどかな国イギリスにハイテク技術が導入されたことによって、気が遠くなるほど森が伐採された。 1 16世紀初めのイギリスはまだ木がありあまるほどの国であった。 とくに南部に木が豊富で、オランダ、フランダース、フランスの木のない沿岸地域に木材を輸出しつづけていた。 木材を満載して、対岸のカレーに向かう船は年600隻にものぼっていたといわれる。 ある商人によれば、ホイと呼ばれる船が37隻も、「木材を積んで、ライ(南部の港町)から満潮と同時に出港していた」。 イギリスの木材消費量が少なく、木の資源に恵まれていたのは、ほかのヨーロッパ諸国よりも海軍力や産業が遅れていたからである。 |vuh| lih| inw| xgb| hxq| gym| lgt| lqn| mxj| ssc| lgi| obl| uga| ato| wfn| ghh| ubz| dba| mvd| dlc| shx| okp| xuf| dkx| adu| bff| nuw| ybx| phe| rtt| aoc| ivi| bhz| lad| xzs| gbn| zkl| kfd| xgm| pgc| yal| bsx| epi| epa| wlv| wdr| tpm| fwq| ymk| pkh|