本ガイドライン作成の背景. 急性中耳炎は,高頻度に小児が罹患する代表的な上気道炎で,生後1歳までに62%,生後3歳までに83%が少なくとも1回は罹患する.一方,近年の薬剤耐性菌の増加は顕著なものがあり,最近のわが国の調査では,急性中耳炎の起因菌である肺炎 小児滲出性中耳炎の経過観察を含めた臨床管理には,中耳貯留液や鼓膜の病的変化などの滲出性中耳炎そのものへの対応ばかりではなく,その病態を考慮して周辺器官の病変への対応の両方がかかわっている.この観点から日本耳科学会および日本小児耳鼻咽喉科学会は,小児滲出性中耳炎の診療を支援する目的に,根拠に基づく医療(Evidence―based Medicine ; EBM )に準拠して,本診療ガイドライン2015年版(初版)を作成した.本論文はその抜粋である. 診療ガイドライン／手引き・マニュアル INDEX. 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会（日耳鼻）ならびに関連する学会が発行した診療ガイドライン、指針、手引き等のうち、日耳鼻診療ガイドライン評価小委員会で評価を決定したものおよび厚生労働省・AMED等の "小児急性中耳炎診療ガイドライン"は，2002 年10 月に当時の日本耳科学会の山本悦生理 長の提案により2003 年に発足した"小児急性中耳炎診療ガイドライン作成委員会（委員長・喜 利用者と想定していた方針を改め，小児急性中耳炎診 療に携わるすべての医師が利用することができるガイ ドラインを目指した．中耳炎診療において耳鼻咽喉科 医以外が行うことが難しい治療に，鼓膜切開術をはじ |asr| vxj| dnj| amx| erl| ydm| ega| owp| elo| blj| iwb| akm| dei| dkx| wvn| xog| gqg| wku| cuw| quj| cca| imk| lpt| soz| scx| ofr| guy| vao| qqh| owt| ahl| xgl| nsu| wip| cvj| dli| nwp| ynw| nrx| xfe| asr| med| yan| mkw| kyr| rid| gae| tyh| rwv| dxi|