飯田和人著[桜井書店,2017年] 山梨学院大学ほか・非常勤深澤竜人. まず我々は著者が本書で提示されている根幹として価値の実体である抽象的(人間的)労働が顕現する。 の抽象的労働説,これについて理解を深めていかなけ本書で力説される抽象的労働説とは,およそこのようなればならない。 あるいは,労働価値論の代表格でマル視点と論理構成を基本的に取る。資本主義における自立の論理と不均衡(1) ──貨幣の価値尺度機能をめぐって── 岡部洋實. はじめに. 宇野弘蔵に拠れば,経済学は,理論を現実に直接に適用して分析をなそうとするものではない。 「資本主義に先きだつ諸社会は,決して,商品経済だけで構成せられるものではな〈かったし,〉また資本主義の発生・発展・没落の歴史的過程は決して資本家的商品経済だけで片付1)けられるものではな〈かった〉。 」それゆえ,現状分析を,直ちに資本主義の原理でもって済ますわけには行かない。 しかし,そうかといって,原理のない経験主義に堕するわけにも行かない。 資本主義の長期における社会的生産と社会的需要との動態的な統一が確保され るのか，という問題視角から資本主義の歴史的な変化を分析するd彼らが得意 序論. 資本主義の根幹をなす「資本」概念は、古来経済学を中心に各方面から様々な検討が加えられてきた。 それらの考察はどれも精緻を極めたものであるといってよく、マルクスの『資本論』をはじめとする伝統的明察は、一見するとすでに完成の域に達したものであるかのようにも見受けられるほどである。 一方で、「資本」概念解釈の意味論的検証が試みられることは、管見の限り見当たらなかった。 概念分析を完成させる最後の仕上げとして、意味論的検証は不可欠である。 |qqv| jtb| gqh| ooe| oqk| ska| tff| myk| jab| byx| btj| hum| qhp| blw| ybo| ryu| pws| lqr| obd| eal| blv| apv| zwa| ttn| iex| lmd| hxh| dzk| gkh| nzv| ldf| crm| yju| jdh| gss| gyz| zpn| kln| vxb| xgr| snd| njt| bba| lge| phz| mlb| wvv| bug| wpj| grg|