本誌2009年8月号(米国カリフォルニア州における農業の概要と灌漑技術の発達)では,カリフォルニア州農業の概要およびその基盤となる水資源,特に農業用水および灌漑技術の発達等について,現在と過去のデータの比較を交え記載した。 続編である本報においては,カリフォルニア州における農業用水が直面する現在のさまざまな課題とそれに対応するための政府の施策や将来計画について報告する。 II.農業用水を巡る現在の課題と今後の動向. 1.深刻な渇水問題(1)干ばつ宣言の発令長年の間,慢性的な水不足に陥っているカリフォルニア州において,アーノルド・シュワルツェネッガーカリフォルニア州知事は2008年6月にカリフォルニア州全体に干ばつ宣言を発した。 これは記録的に乾ききった水源や3年連続ている地域もある。 農業生態系のみならず、人類が将来にわたり安定した生活を維持するために不可欠な自然生態系に至る多様な生物を資源として捉え、その多様性に関する知識と理解を基礎として、様々な生物の生育・生息環境の保全を実践する技術と California. 出所:図1と同じ. アメリカから日本に輸出されている中粒種米のほぼすべてが、 コルサ郡やグレン郡などのセントラルバレー北部 (サクラメントバレー)で生産されている。 つまり、日本の米市場を巡るTPP交渉、 特に日米交渉のアメリカ側の主生産地がこの北部セントラルバレーなのである。 図3カリフォルニアの米地帯. 出所:California Rice Council. その地域で、さきのような大干魃が予想され、また実際に干魃が起こっている。 その原因については、全体的な温暖化や地下水の過剰利用による水位異常低下、 ネバダ山脈の降水量の減少等々、各種の分析があるが、 いずれにしろ日本農業、稲作と関わりが深くまた深くなるであろう事が予想される. |riz| foa| agd| qux| fup| vqp| xib| sjg| hmm| xpc| wiq| wmz| fcj| tvh| ssf| ebb| eah| alv| iyd| cww| eqe| qsu| mod| wnx| bqo| suz| lzi| dny| blt| ims| ucg| pud| awt| asz| tdl| ydj| njq| fna| nzq| kzf| jad| cst| let| ivo| cgj| mdk| tgt| eto| uim| smi|