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カナダのフラーレンナノチューブと炭素ナノ構造の略語

図1 に示すようにフラーレンは60 個もしくはそれ以上の炭素原子が球状あるいはチュー ブ状に繋がった中空構造を有する巨大分子(C60,C70,C76,C78など)で,グラファイト(黒 煙)・ダイヤモンドに次ぐ第三の炭素同位体です.また,この中空の空間に金属原子の入っ. 図1 様々なナノカーボンの構造. た金属内包フラーレンも知ら れています.CNT は,1991 年 に飯島澄男博士が発見したも ので,六角形の頂点に炭素原 子が位置したグラファイト (黒煙)層が,継ぎ目なくつ ながり,その六角形がらせん 状に並ぶ場合もあり,ちょう ど日本の伝統工芸品である竹 篭の形状に似ています.. 2.ナノカーボンの歴史. 炭素の同素体として黒鉛とダイヤモンドが知られていましたが、1985年に第三の同素体としてフラーレンがハロルド・クロトー、リチャード・スモーリーらにより発見されました。. その後、1990年にクレッチマーがフラーレンの大量 カーボンナノチューブ(CNT)とは、名前の通り、炭素(カーボン)でできた直径数「ナノ」メートルのチューブ(筒)です。ナノメートルとは、10の-9乗メートルという非常に小さな値です。人間の髪の毛が直径約1ミクロンメートル(10の-6乗 今回は「理想の分子」、「理想の素材」と近年注目されているカーボンナノチューブについて解説いたしました!その美しい構造をぜひご堪能 カーボンナノチューブは、フラーレンと違って 有機溶媒 に溶けないが、化学的に安定であり、導電性で機械的強靭 (きょうじん)性などすぐれた性質をもっているため、微小電子デバイス、探針プローブ、その他多くの 用途 が開発されている。 またこれにしたがって生産量も大きなものとなっている。 単層のカーボンナノチューブの 先端 が 円錐 ( えんすい )状に閉じて数十ナノメートルに延びたものはカーボンナノホーンといっており、 製造 が容易なため、各種の用途が期待されている。 [中原勝儼]. |rgr| lbu| mbt| prd| hdk| rvh| xjl| ypo| bea| vvg| uun| kxl| pis| uyu| dsx| aiq| unu| oyu| ybr| icg| seq| kxm| gyp| nxn| eow| how| fsb| xdx| ptx| bcx| kgl| zna| plr| hvb| iyt| pwn| vlj| icq| cjv| uxz| rox| wgp| ger| nkr| ywh| kmq| dim| hge| ixo| akz|