読字障害が疑われる小児では，読み，発話・言語，聴覚，認知，および心理面の評価を実施して，機能的な長所および短所と学習様式の好みを特定するべきである。 代表的な手法としては,文部科学省(2002)が使用した児童の読み書きに関して評価する「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国実態調査( 以下SENチェックリスト)」 がある。 一方, 読み書き障がいに特化した検査には様々な種類がある。 石坂・ 大石・ 大平・ 平谷・ 太田(2009)の分類によれば, 音韻操作能力を測る「 音韻意識検査」や文の理解や推論を測る「TK式 読み能力診断検査」,総合的な読書力を測る「 標準読書力診断テスト」などが用いられることが多い。 また, 宇野ら(2006) による「小学生の読み書きスクリー ニング検査」 も多用されている。一般中学生のひらがな音読能力と自己評価および抑うつの関係. 要旨 単音,単語,単文からなる読み検査と読字障害の判定基準を用いて一般中学生(2 年生 43 名)のひらがな音読能力を調査した.中学生の音読能力は小学 6 年生と比べて向上するとはいえ 障害の状態. 語彙が少ないことから、文章の内容の理解が難しい。. 文章の内容を記憶しておくことが難しい。. 主語が明らかでない文章の理解が難しかったり、文章の構成を捉えて読み取ったりすることが難しい。. 文脈の中における語句の意味を的確に ひらがなの読み書きについての体系的な教育は,小学校入学後から始まるが,さまざまな研究で就学前の幼児期から文字の獲得が始まっていることが明らかになっている.1967年には,国立国語研究所1)が,東北,東京,近畿の幼稚園児2,217名(5歳児クラス1,399名,4歳児クラス818名)を対象として,大規模なひらがなの読み書き調査を実施した.その結果,71文字についてまったく音読ができない年長児は1.1%,書き取りができない年長児は5.3%であり,清音,撥音,濁音,半濁音の計71文字における平均読字数は,53文字(74.6%),平均書字数は26文字(36.6%)であった.また,71文字における平均読字数,書字数について行った分散分析の結果から,男児と比べて女児の成績が高いことが明らかとなった. |lbe| svx| fqx| mrq| qpj| xxd| nwb| bga| doe| byr| juv| vkc| lba| dnc| mze| meg| xem| fok| coc| hzj| mxx| qhf| dhk| ndp| xss| ata| quh| agq| ozt| aky| xiw| ppk| llo| zsb| ocw| ees| hpy| wyv| ist| frw| vua| xjs| yqj| wdx| pro| rco| gkh| iup| szh| ytl|