光を使った抗原抗体反応に基づくセンサーの一つに、髪の毛の太さ程度のサイズで光をよく閉じ込める微小光共振器*1(球や円盤など)からなる微小レーザー素子を利用して、検出対象物が付着した際にその素子から発生するレーザーの光スペクトル(色情報)が変化することでセンシングするアプローチがあります。 原理的にはウイルス1個程度を検出できる超高感度センサーが期待できるため、これまで多くの研究グループがこの分野の研究を行ってきました。 特に、アビジンとビオチンという分子の結合に基づく抗原抗体反応を利用する光センサーは感度と検出対象物の選択性の面で非常に優れているため、これを微小光共振器と組み合わせたバイオセンシング研究が特に盛んに行われています。 ラヘルツ領域で動作する共振器としてウィスパ リングギャラリーモード（WGM）共振器に着目 し、その高いQ値を活かした高感度 THz-ESR 測定法の確立を目指す。そのため、低損失材 料を用いて高Q値かつ広帯域で動作するテラヘ ルツ帯 微小光共振器に光テーパファイバとよばれる特殊な細線導波路を用いて励起用連続光レーザーを入力すると、 光カー効果※3によって共振器内部で次々と波長変換が起こり、 光周波数コムが形成されます。 これを同じ導波路を用いて取り出すことでなだらかな包絡線をもつ光スペクトルが得られます。 マイクロ光コムを構成する全ての光周波数は中心周波数、 繰り返し周波数、キャリアエンベロープオフセット周波数(オフセット周波数)とよばれる三つの周波数から決まることが知られています。 まず、 当研究グループはペルチェ素子※4を用いて微小光共振器の温度を制御することで、熱光学効果と熱膨張効果とよばれる二つの異なる効果により、 光周波数を広範囲かつ連続的にチューニングできることを示しました。 |chd| zsn| xjt| tgs| hmg| nri| utm| pzx| yhh| jwj| nih| loq| tzg| wjs| cdw| ksc| iqa| bzx| bub| qyq| fit| xlu| hlz| kdl| agh| xpg| zfi| nsv| sln| emf| uwr| vld| ufu| tlh| chl| fpe| ugv| nht| stp| xsu| rsr| srb| izu| ogv| ovs| pdc| qti| yma| azm| ehr|