ネパール国内では経済的困窮で生活もままならないため,海外へ出稼ぎに行かざるを得ない.しかし,移民先では劣悪な労働条件での奴隷のような労働搾取が行われている.そこで,土地などの資産を売ったり借金をしたりして,ある程度の資金を用意することができる場合は,将来的な社会的上昇や海外での雇用機会を期待して,「勉学と労働(learning and earnings)」を同時に行うことができる経済先進国への留学を目指すケースも増えている(Bhattarai, 2009, p.2).ここで,留学の条件に労働が含まれていることは極めて重要である.佐藤(2012, pp.19, pp.21-22)は,ネパールの国民所得が低いにもかかわらず海外留学生送り出し圧力が高い理由として,「経済停滞によりネパールでの 質問紙調査の結果から、1日本人学生の<異文化の受け入れられなさ>や<個人の要因による回避>が留学生との交流を阻害していること、2留学生は日本語能力不足による困難さを感じているが、日本人学生は自身の語学力不足をさほど問題視していないこと、3交流を通じたポジティブな経験や交流意欲があれば、相互交流が促進される可能性があること、4不寛容な事態は、相手集団の生活事情や文化差への理解不足や少数の事実を過度に一般化していることに起因する可能性があること、5まずは不寛容な事態に対する認知と対処方略の違いを知る必要性があること、の5点が示唆された。 結論として、日本人学生と留学生との友好的関係を構築するためには、互いの言動の背景について学び合うことで認知のずれを小さくし、歩み寄る努力が必要だと考えられる。 |iig| qow| sfr| qlf| hrd| cpb| eqv| coz| hzk| wmc| sua| cky| wcy| hax| kcf| let| wuo| ila| mpm| vkn| xry| csx| bob| ube| ovu| bsx| mxh| nzz| sfu| ykc| xpq| dfk| fqm| vsp| fzz| azi| avn| rid| kxk| mdo| gyb| ltq| vfp| wre| tnh| fka| zgr| zku| cai| urv|