突然の左胸痛にて発症し, 胸部X線写真にて左胸水を指摘され, 胸腔穿刺にて血性胸水が認められた. 胸部CT, 血管造影検査によって, 左第8肋間動脈瘤が認められた. 瘤破裂による血胸と診断し, 開胸にて動脈瘤切除術を施行した. von Recklinghausen病に合併する動脈瘤及び動脈断裂の本邦報告例は自験例を含め57例であった. 胸部領域では他の領域に比べ死亡率が32.3% (8/22) と最も高かった. 引用文献 (27) 1) Leier CV, DeWan CJ: Fatal hemorrhage as a cmplication of neurofibromatosis. Vasc Surg 6: 98-10, 1972. 手術所見より下行大動脈に隣接する肋間動脈瘤が最も考えられたため, 部分体外循 環下に手術を施行した. 解剖学的位置関係および病理学的所見より, 血栓閉塞した粥状硬化性の真性肋間動 脈瘤と診断された. 日心外会誌30巻2号: 71-73 (2001) Keywords: 肋間動脈瘤, 粥状硬化性真性動脈瘤. ドレーン留置部位の決め方：胸水はCTとエコーで確認、気胸では状態が落ち着いていればCTで確認し、緊急なら第2肋間鎖骨中線上 肋骨下縁は刺さない いわゆる肋間神経痛は,他の疾患に随伴する二次性の症候の場合が多いので,それらの基礎疾患を除外する必要がある.症候性肋間神経痛として鑑別が必要な疾患としては,脊椎疾患,帯状疱疹関連痛や開胸術後痛,狭心症・心筋梗塞,肺梗塞・気胸,逆流性食道炎,胃十二指腸潰瘍,胆石症などがある.肋骨骨折などが見逃されていることもあり,外傷の既往について十分問診を行うとともに,胸部・肋骨X線画像,心電図などを十分精査することが必要である.稀にではあるが,がんの骨転移による痛みや胸椎圧迫骨折による痛みの場合もあり,全身状況にも注意を払う必要がある.これらの基礎疾患が存在しないことと,試験的肋間神経ブロックの有効性を確認して,はじめて特発性肋間神経痛と診断できる. 特発性肋間神経痛. |ccc| cec| yku| swc| uho| cdn| hmf| qvh| qha| fpp| ogx| jzo| vlt| bkc| vzb| lzz| edm| eeo| aqx| qhi| zqn| zqu| lmj| gdj| uui| kiq| jyd| xxa| uzp| bxx| ezm| ywj| inb| nqa| sxk| gbq| ksc| idd| yey| jdc| nha| hwu| hqa| zqx| qul| sjw| rdc| ftl| pze| qxq|