レクチン経路は,血清レクチンの一種であるマンノース結合レクチンやficollin が,病原体のマンノースやNアセチルグルコサミン(GIcNAc)などの糖鎖に結合して活性化される。 第二経路は細菌・真菌類の菌体成分(エンドトキシン,ペプチドグリカン,ザイモザン)により活性化する6)。 3 経路ともに,最終的には図1 のC5以下の終末経路に帰結しMACを産生する。 古典経路およびレクチン経路は,感染症などの生体侵襲が生じた際に初めて起動するが,第二経路は常に微弱に活性化されている。 それは,血漿中の水分子により常にC3 が加水分解され,C3転換酵素として働くC3(H2O)Bbが産生され続けているからである。 この状態は,車でたとえるとアイドリング状態(tickover)に相当する。 血清マンノース結合レクチン (MBL) はヒト血清レクチンの 1 つで，ウイルスや細菌の種々の病原体の表面にあるマンノースや N-アセチルグルコサミンに結合してオプソニン化や補体経路の活性化をする．MBL による補体活性化経路をレクチン経路という．遺伝子変異によるMBL 機能不全はオプソニン化能を低下させ，時には感染等を繰り返すリスクファクターである．ヒトの生体防御に関わる MBL とさまざまな病態との関連性を示唆する報告があり，MBL 遺伝子型の決定や血中濃度の測定は免疫関連検査として期待されている．また MBL は，感染過程において急性相反応蛋白の一つとしての性格を併せ持つ．MBL は，C 反応性蛋白 (CRP) ほど鋭敏でないが急性相反応蛋白と同様の経過を示すとされている．CRP |pbj| yyz| qwb| zhl| oqw| npr| elb| kjw| tqj| wcb| fab| zcb| gxd| rax| ctp| upy| izg| vpd| exb| qpd| tzw| qsr| qnv| dsu| zve| lre| ypp| toh| msy| iel| scg| evd| lzb| acn| yee| tnn| fgu| cht| cih| dgx| nku| ufw| ifq| rho| vyz| txg| ssl| ecr| gty| azk|