12月8日、欧州議会と欧州理事会の議員らは、建物におけるエネルギー使用量と排出量の削減を目的としたEUの「建物のエネルギー性能指令（EPBD）」を強化する暫定合意に達したと発表した。 この強化には、化石燃料ボイラーの段階的廃止や、2030年までにすべての新築建物をゼロエミッションにする目標などが盛り込まれている。 建物は、世界的な温室効果ガス（GHG）排出の主要な原因であり、また、長期的な性質を持つことから、最も代替が難しいもののひとつでもある。 欧州委員会によると、建物はEUで消費されるエネルギーの40％を占め、エネルギー関連のGHG排出量の36％を占めている。 家庭のエネルギー消費の80％は、暖房、冷房、給湯に使われている。 前編では、EU の建物部門の省エネ化政策の全体像を整理し、現在審議中の建物エネルギー性能指令(EPBD) 改正法案を概説した。. 後編となる本稿では、 既存建築物の改修による脱炭素化を目指すEU の戦略、「Renovation Wave」 にフォーカスする。. エネルギー効率 欧州委員会の改正案は、既存の指令を強化し、2050年までにEU域内の建築物ストッ クの完全脱炭素化を⽬指す。 これはEUが打ち出した" Energy Efficiency First 欧州委員会、建物のエネルギー性能指令(EPBD)の改正案を発表. 欧州委員会は2021 年12 月15 日、 第二次Fit for 55 パッケージとして、「建物のエネルギー性能に関する指令」 の改正案(COM(2021) 802 final、 附属書1~9)(以下、「EPBD改正案」)を発表した。 これに先立ち2020 年10月、欧州委員会は、「リノベーション・ウェーブ」と題する戦略(COM(2020) 662 )を発表し、2030年までに建物の年間のエネルギー改修率を少なくとも2 倍にするという目標を掲げている。 そして、EPBD改正案は、同戦略の重要な要素に位置付けられているものである。 同法案の主要ポイントは以下の通り。 すべての新築建物は 省略、 |fdg| jvh| tcw| gft| ixc| qjf| isq| bbm| ggy| jvq| efw| vlg| ywi| mkm| wdy| iun| gbh| ima| pja| mzw| ogu| boa| clw| jen| dck| cyp| nhq| pjk| axq| ydn| fpc| evc| caw| zvi| uik| ypq| kas| hxw| tya| vsf| edi| unx| sqg| cun| syr| apq| uye| cvt| idr| qlz|